2004しまなみ海道100kmウルトラ遠足(とおあし)

2004/6/5 天気:快晴

広島県福山城〜尾道〜(しまなみ海道)〜愛媛県今治城


夜が明け、明るくなり始めた朝5時に福山城をスタート。エントリー数は約1000人、これでも申し込みを途中で打ち切ったらしい。集まったメンバーの印象は、ほんとにみんな100kmも走れるのか?というもの。他の大会に比べて競技性が低いとはいえ、女性が多いことも含め普通の人っぽい人が多いことにちょっと驚き。



スタート直後、国道2号線を西に進むことになるが、先頭が見える位置を走行、ちょっとペースが速いかと思うがまぁ予定通りのペース。しばらく3人くらいと話しながら走るが、みんな東京都からの参加であり、みんなで驚いた。こんな遠いところまで。20kmほど走って尾道につくころには周りに誰もいなくなり、5人目の通過らしい。エイドステーションでうどんを食べたのは一番乗り。あまりにも前にいるもんだからびっくり。そしてここからが本番。ここからの景色を楽しみに来たのだから。天気は最高、しかしまだ朝7時だというのにとても暑い。この後どうなることやら。尾道からすぐ向かいの向島に渡る橋は頭の上、高いところにかかっている。あそこまで上るのか・・・。



坂や階段を進み橋を渡る。橋の上から見る朝日に照らされた川のような瀬戸内海、本州、向島。すばらしい景色に感動しながら進む。島に入ったが、生活感が感じられるし雰囲気は普通の道。しばらく島の中を進むと再び海沿いへ。また頭上に橋があるが、違う島に渡る橋だったらしい。海岸沿いを進むと目の前には大きな橋が。橋を前にエイドステーション。



30kmを過ぎ、因島へ。3時間近く走っているがまだ朝8時前。しかし、暑い!この後どうなるんだろう。またまた急な階段を一気に上り、橋を渡る。周りにもう誰もいない。景色はいいし、非常に気分がいい。



続いて因島。この島はみかんが有名である。35km地点は給水所。ここでは贅沢に、大きなみかんをそのまま絞ってジュースにしてくれた。あまりにもおいしくてもう1杯。さらにもう1杯もらおうとしたら、もう勘弁してくれっていう感じだった。給水所到着は4番目で、しかも1人しかいないのでみんな歓迎してくれる。前半から中盤にかけては1km5分ペースで走るつもりだった。しかしこのあたりを走っているときに、5kmを20分で走っていた。なのになぜか「うんうん、いいペース」と思っていた。もう頭がパーになっている。途中で気づいたけど、これは1km4分ペース。明らかに速すぎる。これがこの後大きく響くことになる。40kmを過ぎて、次は生口島(いくちじま)へ。例によって坂を上って、橋を渡って、そして坂を下りる。



次の島はなんかリゾート風の雰囲気になってきた。きれいな海岸沿いを走っていくと50km地点。ようやく中間点。ここからが勝負、のはずであるがもう足が重い。ペースは1km5分半を超えるくらいがやっとになってきている。60kmを目前にようやく次の橋が見えてきた。しばらくずっと海岸沿いを走っており、雰囲気は完全に南国。



また橋を渡るために階段を上るが、もう足がつりそうになっている。階段を歩いて上りきった後、走り出せない。走れないのでしばらく歩いて写真をパシャリ。



次は大三島(おおみじま)。とにかく暑い。何とか走るのが精一杯。ペースはもう上がらない。65km付近のエードステーション。もうバテバテだが、エイドの人たちとはおしゃべり。サポートしてくれる人たちに感謝の気持ちも込めて、できるだけ話をしようとするのが市民ランナーである僕のポリシー。しかし、「そんなスピードでそんな距離を走ってきた人には見えない」と。次の島である伯方島(はかたじま)への橋を渡るために坂を上るが、もう歩き中心。短い橋だがすばらしい景色。



伯方島は塩で有名。「伯方の塩」。汗で塩が流れ出てしまっているので、絶対塩をなめようと思う。橋を渡り終えると給水所が。そしてもちろん伯方の塩。迷わずなめさせてもらう。そろそろ昼近くなってきてめちゃくちゃ暑いのでのどが渇き、水を飲むが体に入っていかない。おなかがたぽたぽ。脱水症状気味に加えて内蔵までやられたらしい。次のエイドまでは3kmちょっと。そしてそうめんがあるらしい。エネルギーとなる食べやすい食べ物が食べたい、というか食べる必要があるため何とか次のエイドを目指す。そして70km過ぎ。エイドステーションが見え、たどり着こうとすると、放送で自分のことを紹介している。どうも大きなエイドらしい。しかもまだ3人目の到着で、みんな待ち構えている感じ。とりあえず水を飲み、水をかぶり、そうめんを進めてくれるからそうめんを食べる。もう足ががたがたなのでいすに座らせてもらう。しかし一度座ってしまうと立ち上がるのが大変なのだ。



次の島は大島。その橋を渡るために坂道を歩いて上っていると、後ろで放送が。次のランナーが来たらしい。抜かれるのは時間の問題だろう、こっちはもう逃げる気力も足も残ってない。ただ、景色は最高。



大島、海岸沿いをしばらく走ると給水所。ここは漁をする町のようだ。そしてついに後続に抜かれる。5位に落ちるが、ここでずるずる行ったら抑えが利かなくなると思い、上り以外はがんばって走ることにする。本当は下りのほうが太ももに負担がかかるから足にはきついのだが、もうここからは気持ちの問題なので下りはがんばる。ほかの人より下りは速い。80km付近からちょっとアップダウンが続く。そして四国本島に渡るための橋につくころには6位に後退。坂を上るときに後ろから人が来るのも見える。この最後の橋は5km近くあり、非常に長いが、海はきれいだし、橋もきれい、天気もとてもいい。何度も言っているが景色は最高である。



橋を渡りきると今治市、四国へ。91km地点、給水所で休憩。もう歩いてゴールに行ってもいいや、と気楽になる。95km付近まではそんな感じで歩きが多かったが、最後は何とか残りの力を振り絞って走る。日なたは走る。日陰は歩く。日陰にいる時間が長くなって涼しい。そして何とかゴールの今治城が見えてきた。



そして感動のゴールへ。しかし、お城へ行くための最後の坂道が登りきれない。たいした坂じゃないのに。しかし最後は笑顔でゴールイン。タイムは9時間38分で、8位であった。タイム的には物足りないが、非常に景色が良く、多くの人たちと楽しく話をした、満足のいく100kmであった。




 しまなみ海道。私のように100kmを走るのはお勧めできないが、自転車やバス、車等で観光するのには非常にすばらしいところだとおもう。尾道で自転車を借りて今治で返せるようなものもあるので、この70kmを楽しむのがおすすめである。   <完>