2006/2/5 天気:晴れ 大分県大分市・別府市
記録: 2時間36分59秒 (65位)
別府大分毎日マラソン。通称、別大マラソン。・・・ついにやってきた。
前にも書いたが、日本の男子4大マラソンの一つである。福岡、東京、びわ湖に次ぐ厳しい参加資格が求められる、いわゆるエリート大会である。例年は2時間40分以内の公認記録が必要である。
昨年末、ついに2時間40分の壁を越え「やった、別大に出れる!」と思った直後、今年は参加資格が2時間50分以内に緩和されていた。「なんだ、ここまで記録を出さなくてもでれたじゃん。」とは思ったが、とにかく目標だった、そして憧れの別大である。
昨年末、ベストを更新したときは絶好調だった。防府マラソンではあの天候でなければもっと好記録が出せたはずである。しかし、その後調子に乗って走りすぎたら疲労がたまり体調を崩した。それからの回復が遅れ、何とか別大には間に合ったという感じである。ということで、今回は完走目指して楽しく走ることが目標である。制限時間は2時間50分と厳しく、途中5kmごとの関門も厳しい制限時間が設定されている。1km4分をオーバーすると関門に引っかかってしまう。せっかくここまできたので完走はしたい。
大会前日、羽田空港から朝10時に大分に降り立った。しかし、雪。バスで別府に着くころには晴れてきたが寒い。まずは別府の地獄めぐり。荷物を背負ったまま歩き回ったのでやや疲れた。そして受け付け、歓迎の夕べへ。予想以上に立派な歓迎パーティーにびっくり。食べ物も豪華。防府マラソンのときの開会式にも衝撃を受けたが、それ以上。さすがエリート大会は違うな、と感じた。
今日は別府湾沿いの温泉付きの宿をとった。夜、軽く流して走ってみた。昼間に荷物を担いだまま30000歩近く歩いたせいか、体が軽く感じた。しっかり栄養補給、そして温泉でじっくり休養。いよいよ憧れの別大だ。天気はよさそうだが、やや不安なのは風だけだ。明日はしっかり楽しむぞ。
大会当日の朝。宿のそばの海まで散歩。天気はいいしそこまで寒くはない。ただ風が少しあるのが気になる。このままだと行きは向かい風、帰りは追い風だ。軽く体操して出発準備。とても気分はいい。
バスで別府から大分の陸上競技場へ。国道10号、通称別大国道を行くが、海沿いの道で予想以上に景色がいい。天気もいいし、「こんなにいいところを走れるのか」と気持ちは高まる。午前9時に競技場へ到着。スタートは12時からなので時間がある。
それにしても、きれいな競技場。しかも暖かい更衣室が用意されている。さすが大きな大会は違う。しばらくふらふらしていると、自分の会社の陸上部からの招待選手を応援する人たちを発見。「ついでに僕も応援してください」と。
のんびり準備していた他のランナーも、30分前くらいになるとあわただしくアップ開始。僕はマイペース。アップはいつも通りしない。軽く体操するだけ。そして、ようやくうちの陸上部の招待選手に軽く挨拶し激励。何とか話ができた。いよいよスタートだ。あまり緊張感はない。
天気はいいし、日向にいるとぽかぽかして気持ちがいい。日陰は寒いが。長袖で走ろうかと思っていたが、半袖で走ることに決めた。
スタート位置はゼッケン順にきっちり場所が決まっている。前から8列目のインコースから6人目。さあスタート。目の前にテレビカメラが見える。スタートと同時に「ピョン」とジャンプ。さあ映ったかな。
予想通りみんな飛ばしていく。とても混雑し、目の前でもつれている人たちがいる。巻き添えを食わないよう気をつけ、トラックを2周してから競技場の外へ。
まずはずっと続く景色の変わらないまっすぐな道。1kmごとの距離表示でペースを確認。うん、まずまず。そして1つめの折り返し。
直後に5km地点。5km通過は18分32秒。予定の18分20秒よりやや遅めだが、はじめは少し抑え目でちょうどいい。
折り返すとまた帰りの直線だが、やや向かい風を感じる。ランナーも少なくなってきたので、そろそろ集団を探す。しかし、どうも僕が走りたいペースより遅い人たちばかりなので、単独で前の集団を追う。どんどん追ってもまだいいペースの集団に追いつかない。ちょっと出遅れたかな。
しばらくいくと来たときの道とは少し違う道を行き、大分市街へ。あまり体は軽くない。微妙に向かい風を感じるせいもあるだろうが、我慢。いい風よけも見つからない。
太陽に向かっても走る。「あ、日焼け止め忘れた。」日差しは強い。
10km地点は、大分川にかかる舞鶴橋にある。この5kmは18分17秒。ペースはあまり上がってないが、ちょうどいい。沿道の声援も大きく気持ちがいい。何とか集団で走っていたが、10km通過と同時にみんなペースを落とした。??。前へ行くしかないだろう。
大分市街を抜け、14km付近からついにシーサイドコースへ。テレビで見ていて印象に残っているコースだ。さっきは景色もきれいだったし楽しみだ。向かい風なのが気がかりだが。
天気はいいし、道幅は広いし、とても気持ちがいい。15km通過。この5kmは18分34秒。「ちょっと落ちたかな」と思っていると、集団に抜かれた。「これについていくとちょっときついかな?」少し離されかけるが、「ここで離れてひとりになると風を受けてきつい。しばらく頑張って集団で走ろう。」なんとかこの集団に引っ張ってもらう。
景色がきれいなので写真をたくさん撮りたい。でもちょっと頑張っている状態なので、そんなに余裕はない。それでもいい写真を撮るため、あっちへふらふら、こっちへふらふら。無駄な動きだ。
20kmを通過。この5kmは18分20秒。いい集団に引っ張ってもらったのでいいペース。そして、遠くに見えていた別府市街地が近づいてきた。この集団も20kmを過ぎたとたんにペースが落ちる。僕はようやく体が動くようになってきたので飛び出す。向かい風は受けるが、もうあきらめた。めんどくさいから、いろいろ考えるよりマイペースで押していった方がいいだろう。
遠いと思っていた別府市街地へ到着。
ん?見慣れた旗と見たことのある人たちが。会社の人たちだ。うれしいなぁ。そして別府中心地の別府タワーが見えてきた。あのふもとに今日泊まっていた宿がある。沿道の人も多くなってきた。やはりカメラは人気がある。でこでも沿道から突込みが入る。「余裕あるなぁ」そんなこともないんだけど。
まもなく折り返しだが、対向車線から先頭集団がやってきた。うちの陸上部の招待選手もまだいる。「がんばれぇ〜」聞こえるかなぁ?
25km通過。この5kmは18分16秒。もう少し上がっているかと思ったけど、向かい風だから仕方ないか。折り返したら追い風だろうから、そこからだ。
25km過ぎ、国際観光港で2つめの折り返し。ん?向かい風がもっときついぞ。どうなってるんだ??これはきついぞ。まぶしいぞ。仕方ないから行ける所までこのペースで頑張ろう。このあたりから、どんどん前の選手を追い越していく。誰にも抜かれない。
ちなみに給水はすべてペットボトル。今回とった給水は3,4回程度と少ないが、はじめは取り損ねた。しかも飲み切れるわけはないからほとんど捨てることになる。スポンサーの関係だろうが、もったいない。集団の中ではみんなで回し飲みしたりしていた。給水を少なくしたのは取れなかったからではなくて作戦。
再び別府タワーを通り過ぎ、野生のサルがすむ高崎山沿いシーサイドコースへ。そろそろ脚が重くなってきたぞ。
やはり景色はきれいだが、特に太ももの筋肉が張ってきて反応が鈍い。体を前傾させて前へ進むが、腹筋もきつい。それでも前に追いつけそうなランナーが次々に現れるから、何とか気持ちを切らさずに頑張れる。写真を撮る余裕がなくなってきた。
30km通過。この5kmは18分28秒。まずまずだが、そろそろきついぞ。
途中にある水族館「うまたまご」の付近では沿道に人がいる。日向はまだましだが日陰は寒く、風もあるので手がかじかんできた。ついにデジカメのシャッターが片手では切れなくなってきた。両手で撮るのはきついので写真が減る。
きれいな道路で基本的には走りやすいのだが、カーブごとに道路が傾いている。これが意外と走りにくく、こたえる。道路の幅が広いのでコース選択も難しい。だんだん大分市街地が近づいては来る。
35km通過。この5kmは19分4秒。ついに19分を越えた。もう仕方がない。周りのランナーよりは速く走れているし、感覚的にはこれまでで一番頑張って走れているのだが。粘れるところまで粘るしかない。意外と息は上がっていないのでまだ粘れそう。
大分市街に入ると沿道からの声援は増えるし、向かい風もそれほど気にならなくなってきた。あと5kmだ。ベストにはややとどかなそうだが。
府内城脇を通り、40km通過。この5kmも19分4秒。粘れ粘れ。このお城はテレビ中継で見て覚えているぞ。あと少しだ。
大分川を渡って競技場へ。この橋までわずかな上り。全然大したことないはずなのに、向かい風もきつくてとてもきつい。それほどこのコースは平坦だったのだ。そしてあと1km。陸上競技場へ。
あれ?ゼッケンが赤い人が歩いている。招待選手だ。
あ!うちの陸上部の選手だ。「ラストです。頑張りましょう。」でもかける言葉がないよなぁ。陸上部に勝ってしまった。頑張る姿を見せるように必死でラストスパート。とても長い道のりに感じたが、ようやく競技場へ。あと1周してゴールだ。
バックストレート。ああ、ベストタイムが過ぎていく。もうちょっとだったのに。
ゴールにゲートはないが、ゴールイン。タイムは2時間36分59秒。なんとか36分台で駆け込んだ。
空いていたので、こんなところでも写真を撮ってしまった。ベストには58秒届かなかったが、記録は安定していると言える。結局、順位は65位と好成績でまたびっくり。
後半の粘りにやや課題を残したが、何とか体調を戻して来たことやずっと向かい風だったことから、まぁ満足。そして何より、とてもいい天気に恵まれたおかげで、いい景色の中、走りやすい平坦コースを走れてとても気持ちが良く楽しかった。走り終わってほっとした。
せっかく別府なので、さあ温泉だ。
地点 | 通過タイム | ラップタイム | 前回通過タイム | |
---|---|---|---|---|
0km | ||||
5km | 18分32秒 | 18分32秒 | 18分52秒 | |
10km | 36分49秒 | 18分17秒 | 36分46分 | |
15km | 55分23秒 | 18分34秒 | 54分52秒 | |
20km | 1時間13分43秒 | 18分20秒 | 1時間13分22秒 | |
25km | 1時間31分59秒 | 18分16秒 | 1時間31分59秒 | |
30km | 1時間50分27秒 | 18分28秒 | 1時間50分25秒 | |
35km | 2時間09分31秒 | 19分04秒 | 2時間08分45秒 | |
40km | 2時間28分35秒 | 19分04秒 | 2時間27分53秒 | |
42.195km | 2時間36分59秒 | 65位 | 2時間36分01秒 |