2006/9/18 天気:曇りのち晴れ 京都府
記録: 7時間46分20秒 (自己ベスト) 6位
京都府の日本海側、丹後半島で行われるこの大会は、僕が始めて100kmを走った大会で、景色もいいしとてもいい大会なので、なるべく毎年出たいと思っている。今年もスパルタスロンの2週間前ではあるが、最後の長距離走の練習として、100km走をするつもりで参加した。なので、目標は無理しない、つぶれない、頑張らない、といったところ。
今年は秋雨前線の影響、台風も近づいていると言うことで、雨が予想されている。景色も楽しみだし、もちろん雨が降っていない方が走りやすくていいのだが、こればっかりは仕方がない。はじめから覚悟を決めていれば大したことではない。
前日に会場入り。雨が降ったりやんだり。明日の方が予報が悪く、きっと雨なのだろう。そしてもう一つの楽しみは宿での食事と温泉。大会から斡旋された宿は去年と同じところで、きれいで豪華な食事。天然温泉のお風呂に入って夜風に当たっていると気持ちがいい。前日の夜はまだ降っていない。
当日、朝2時過ぎに起きると雨は降っていない。スタートまででも持ってくれれば。こんなに朝早くからしっかり朝ごはんをいただいてスタート地点へ出発。スタート前になって雨が降ってきた。まぁいいや。
スターターは、24時間テレビの100kmマラソンで有名な坂本さん。
朝4時30分、まだ真っ暗な中スタート。いきなり軽く200m程度の峠越えに挑む。周りは結構飛ばしているが、つられないよう抑えていく。それにしても足元が全く見えず怖い。水たまりにはまったら嫌だ。
10kmくらい走ると峠越えは終わり、しばらくそこそこ平坦な道になる。やっと落ち着いて走れる。10kmの入りは48分14秒。今回は10km50〜55分くらいのイーブンペースを予定していたので、ちょっと速く入ってしまった。でも、一応抑えているつもりではいるから、もうしばらく走って様子を見ることにする。そしてようやく辺りが見えるくらいに明るくなって来た。
15km過ぎのエイドステーション。ちょっと規模が大きく、フルーツが数種類ある。果物大好き。この辺ではこの時期はなしやぶどうが取れるらしい。
20km通過。この10kmのラップは47分20秒。タイムは相変わらずだけど、なかなかテンションは上がってこない。あんまり早く上がってこられても抑えるのが大変だけど。早くから飛ばしすぎると絶対つぶれるから。
久美浜湾の美しい景色を見ながら、とりあえず走っていく。雨は途中からやんでいる。晴れていればもっときれいだけど、水面が高く穏やかだけど迫っている感じで、ちょっと不思議な感じ。外海とは一部分でつながっていて、そこに橋が架かっている。その橋を渡って、湾をぐるっと回ってくる。
30kmくらいになって、ようやく頭も体も走る気になってきた。ラップは47分41秒だけど、ピットインしたりしたからペースは上がっている。30kmを過ぎると体は軽く、リズムもよくなって来た。でも帰りの峠越えは無理せず行くぞ。
行きは真っ暗でほとんど何も見えなかったが、ここの海岸線は入り組んでいて美しい。そして、意外にもここに子午線が通っているらしい。碑がたっている。
途中、40km通過。この10kmは44分06秒。峠越えがあるのに、だ。ちょっと速過ぎないか?このいいリズムをあえて変えようとは思わないし、これでもまだいけそうだけど。
峠を越え、町に戻ってくると、漁港にあるエイドでは毎年楽しみにしているうどんが待っている。今年も絶対これは食べようと思っていた。
前に、さくら道国際ネイチャーランのときに、「エイドで長いこと止まり過ぎる。もう少しうまくやればかなり速くなる」と言われたので、最近はエイドで長居するのをなるべく控えるようにしている。ここでも、うどんを食べたらすたこら走っていく。そして、網野市街。もうすぐ50kmだけど、ここを曲がればスタート・ゴール地点だ。でもコースは曲がらずにまっすぐだ。
50km通過。ラップは44分54秒。市街地で信号にもつかまっていたので、かなりいいペースだ。半分を過ぎたことになるが、脚の疲労はあまりない。まだピッチは上げられそうだ。上げないけど。丹後あじわいの郷の園内を回ってくる。この辺りから、いろんな大会でしょっちゅう上位に名を連ねる有名な人たちを抜かし始めるようになる。結構前の方に上がってきたのかな。毎年寄っている園内のトイレに今年も寄らないといけないかなと思い寄るが、今年は小休止。天気はますますよくなって来て、晴れ間がのぞくようになって来た。
60km手前までは、しばらくほぼ平坦な道を進む。ちょっと大きな55km付近のエイドでは、おにぎりや梨、ぶどうなどを補給。もうすぐ始まる最大の峠越えに備える。
60km通過。ラップは42分52秒。まだ平坦ならこのリズムを続けられそうだが、ここからはいよいよ74km付近まで上りが始まる。無理せず、この峠越えが終わっても同じくらいのペースで走り続けられるくらいでいたい。
途中で聞いた今の順位は8番目。今のペースだと7時間台で走れるくらいなので、もっと前にいると思っていたが、ちょっと意外だった。始め涼しかったからみんないいペースで走っているようだ。前後には全然ランナーを見かけなくなったが、上り坂で一人、また一人と苦しんでいるランナーを抜かし、何とか入賞圏内の6番目まで上がってきた。
走りはそこそこ快調、順調なように思われたが、いつものように走りながら写真を撮ろうとデジカメを構えても電源が入らない。ん?何度も電源を入れなおしてみると、なんとかついた。びっくりした。さっきウエストポーチの上からドリンクをこぼしたことが原因か?なんとか最後まで持ってくれ。
徐々に上りの勾配がきつくなってくる途中で70km通過。ラップは46分27秒。上り区間にしてはなかなかいい。まだそんなに疲労感もない。が、またデジカメが動かなくなる。うーん。
73km過ぎ、碇高原牧場での大きめのエイド。もうすぐ上りが終わるが、ずっと上ってきて疲れたので、ちょっと休憩&補給。天気は完全に良くなり、暑くなってきた。油断して日焼け止めも塗ってないし、帽子もサングラスもない。完全に予想外だ。水分だけはここからでもちゃんととるようにしないと。ここまでは補給もいい加減にしていた。
ここから80km付近までは一気に下っていく。いつもはこの下りは楽で助かると思っていたのだが、今年はきつい。結構なスピードで下っていくので、脚やお腹にかなりの衝撃が来る。頂上でそこそこ補給してお腹が少し重くなっているので、胃や腸が揺すられて落ちてくるようだ。あぁ、お腹痛い。ふくらはぎもや足の裏もじんじんする。下りは比較的得意なので、これまでこんなことを感じたことがなかったけど、まだ上りの方が良かった気がする。確かにペースは速いけど。
そして、ついにそのときは来た。デジカメが完全に沈黙してしまった。ようやく晴れてきて、美しい海岸沿いに出て、さぁこれからが本当の出番というところで。非常に残念だが、ちゃんと走れということか?仕方がない。まじめに走るか。
下りきるところで80kmを通過。半分以上はかなりの下り坂ということもあり、ラップは42分53秒。下り区間はキロ4分を切っていたようだ。そして下りが終わり、平坦、また上りと進んでいくが、思ったより脚にダメージが来ているようだ。脚に衝撃を与えながら下りすぎたか?おまけにお腹も痛い。ここに来てピットインを余儀なくされる。せっかく4番目まで上がってきたけど、また6番目まで戻る。その先、まだ前の2人が見える位置では走れるが、2人ともしっかり走っているし、差はつまらない。今日は僕は軽く調整ランのつもりでもあり、脚に疲労は残したくないこともあり、そこまで頑張って追い上げる気はしない。このままだと一応入賞圏内ではあるし。
90kmを過ぎると、ますます脚の疲労は大きくなってきた。おまけに、暑くて気分も悪くなってきた。油断して補給をおろそかにしていたつけだ。時々歩きも入れながら、ゆっくりでも前について行こうとする。95kmくらいまでは前の2人が見えるくらいの位置で粘っていたのだが、もうだめだ。もう頑張る気がしない。後ろは来る気配がないし。手を抜こう。あと5km、歩いたり走ったりでごまかしごまかしゴールを目指す。もうベストタイムを更新するのは確実だが、ここまできたら7時間50分は切りたい。あと5kmで30分。歩きすぎなければ届くはずだ。
あと3km、あと2kmとゴールが近づくにつれて歩く時間が長くなる。声をかけてくれる人の数も増えてくるが、走れないものは走れない。
そして、ついにゴール。デジカメが使えないので、しっかり万歳してテープを切ってゴール。タイムは7時間46分20秒。自己ベストを30分以上も更新でき、しかも丹後では始めての入賞だ。6位とぎりぎりの入賞だけど。まさかここまで走れるとは全く想像していなかった。
今回、大幅に自己ベストを更新できた。しかも結構いい加減に走ったのにだ。これは7・8月の走り込みの成果だと思う。これまで、100kmはどうも中途半端なペースで上手く走れなかったのだが、このある程度のスピードである程度の長時間走りきるという苦手だった走りがようやくできるようになって来たようだ。それはともかく、とりあえず次のスパルタスロンだ。もちろんこんなに速いペースで走ることは絶対にしないが、これだけ走れたことは充分自信になった。あと11日。しっかりうまく調整して、くいの残らないようにアテネのスタート地点に立ちたいものである。
地点 | 通過タイム | ラップタイム |
---|---|---|
0km | ||
10km | 48分14秒 | 48分14秒 |
20km | 1時間36分18秒 | 47分20秒 |
30km | 2時間24分20秒 | 47分41秒 |
40km | 3時間08分26秒 | 44分06秒 |
(42.195km) | 3時間18分46秒 | |
50km | 3時間53分21秒 | 44分54秒 |
60km | 4時間36分13秒 | 42分52秒 |
70km | 5時間22分40秒 | 46分27秒 |
80km | 6時間05分33秒 | 42分53秒 |
90km | 6時間54分18秒 | 48分45秒 |
100km | 7時間46分20秒 | 52分02秒 |
100km | 7時間46分20秒(自己ベスト) | 6位 |