2005/11/23 天気:晴れ時々曇り 栃木県大田原市
記録: 2時37分38秒 男子12位 (総合13位)
この大会はコースがかなりフラットに近く、制限時間が4時間とそこそこ厳しいめなため周りのランナーもいいペースで走るので、記録が狙える大会であると思う。自分も過去3年連続で出場して、ベスト更新が2回と相性のいい大会であるとも言える。そして今回はベスト更新、そして別大マラソン出場資格の2時間40分切りを目指して大会に臨んだ。
10月始めのスパルタスロンまででスタミナ練習は完了。その後、徐々にスピード練習に切り替えてこの大会に向けてコンディションを作ってきた。スパルタスロン後の2回のフルでは、コースや天候のため記録はいまいちだったが、今春までの課題だった終盤の脚はかなり強くなったと感じられた。そこで、今回の設定タイムは1キロ3分45秒で行って終盤の脚に期待ということにする。35キロ過ぎからペースが上げられれば最高である。
当日、朝5時に出発し電車で約4時間、会場に向かう。それでも睡眠時間は6時間以上、よく眠れた。風もなさそうで天気もいい。気温も高くないようだ。まだ走っていないが体調もいい気がする。これで記録が出せなかったら仕方がない。実力が足りなかったというだけだ。
最近寒い日が続いていたが、今日はこの時期にしては暖かい日差しが降り注ぐ。そして10時40分にスタート。ついに2時間40分への挑戦が始まる。
競技場をでて少しペースに乗り始めると、女子の招待選手で優勝候補、日本で一番速い女性市民ランナーの人がいた。女子の実業団選手とも互角に渡り合う人で、その人の持ちタイムが2時間36分。だいたい僕の目指しているタイムと近いので、この人についていければ目標の2時間40分切りが近づくんじゃないかと思い、しばらくついていく。しかもその周りにはランナーが固まっている。後ろにつけば風よけという意味もあるが、そうじゃなくても何人かで走った方が気分的にも走りやすい。
どのくらいのペースでこの集団が走っているか分からないでいたが、5km地点に着くころには集団を引っ張るようになっていた。5km通過は18分30秒。2時間40分を切るためには、単純計算で5km18分47秒。今回の設定ペースは5km18分45秒としていた。ということは15秒速い。抑えて走れているのかよく分からない感覚。少なくとも飛ばしてはいない。まあいいや。適当に行こう。
10km通過。この5kmは17分51秒。速すぎるんじゃないか?集団の人数も減ってきたし。女子の先頭選手の素晴らしいピッチの足音が目立つ。当たり前だけどまだ平気。行ってしまえ。
女子のトップ選手と一緒に走っているもんだから、地元の生放送ラジオの報道車を追いかける形になっている。テレビでないので残念。風よけになってくれればいいのに。適度な距離を保たれている。
そして15km過ぎるころには集団とは呼べなくなってきた。そして女子のトップ選手のペースメーカー、いや風よけとして走り続けるようになった。しょっちゅう足の裏を突っつかれる。世界と戦うっていうのはこういうことなのか、と少し感じた。後ろから追いかけられているようで気が抜けない。おかげであまりペースが落とせない。微妙な向かい風のときにややペースが落ちるくらい。
20km通過、そして中間点も通過。中間点1時間17分。ハーフのベストから4分しか遅れていないし、設定ペースより3分も速い。うーん、最後まで持つのか?このままだと30kmくらいまでしか持たない気がするぞ。そして疲れても来たし、ここからはタイムを狙うために写真を撮るのを封印しよう。どうせもう一周回するだけだし。
25km通過。この5kmは18分1秒。まだ上げられているぞ。このグループは今3人。息ははぁはぁいっているが、足音はみんなまだ元気だ。僕の方が呼吸は穏やかだが、脚が重くなってきたぞ。始めはややテンポのよいピッチ走法で走っていたが、このあたりはストライド走法に変わっている。ピッチを保つのがつらいから、脚の筋肉を使って歩幅を大きくしてペースを保っている。こうなると脚が動かなくなるのは時間の問題。その時間が何kmでくるか。42km過ぎならOKだが。
30km通過。この5kmは17分52秒。まだ速い。そしてタイムは1時間49分。今年の青梅マラソン30kmで素晴らしい走りができたときより2分遅いだけ。大丈夫か??いや、さすがにきつい。完全に風よけにされているが、ペースメーカーとしては十分務めを果たせただろう。「ペース落としますよ。行けそうだったら先行ってください。」「それでいいから着かせてください。」やっと言葉を返してくれた。速い人になるほど話しながら走るのを嫌う人が多いようだ。
さすがにペースが落ちてきた。35kmまで抑えて、そこからペースアップ!という予定だったが、後ろから突っつかれるのであまり抑えられず、35km過ぎから大幅にペースダウン。もう着いていけない。
ペースは落ちたが、前半の貯金があるので、あとはキロ5分を切って走り続けられれば2時間40分は切れるはずだ。ただキロ5分もきついような気がする。あと5キロ、あと4キロと看板ごとに時計を見ると、キロ4分ちょっとでは走れているみたいだ。でもきついぞ。最後まで押し通せるかわからない。脚が伸びないので、時々止まって屈伸する。あと3キロくらいで広い通りに出た。沿道の応援も増える。力を振り絞って手を降りながら力を分けてもらう。必死の形相になっている気がしてかっこ悪いと思う。それでもいいから2時間40分は切りたい。このチャンスは絶対逃したくない。力を振り絞って前へ進む。
あと2キロを切った。少しは力が戻ってきた。最後に数人抜かした。そしてようやくスタート地点、いやゴール地点が見えてきた。もう大丈夫だが、ここまできたらラストスパートだ。
やったー。ついに時間内にたどり着いた。カメラを構えながらダッシュでゴールに向かうと、競技場からは笑い声と拍手が。手を振って応えながら笑顔でゴールへ。
ゴールタイムは2時間37分38秒。あとで知ったのだが、順位は12位。この大会はレベルが高いので、この順位はびっくり。大満足。そして2時間40分を切ったので、来年2月の別府大分毎日マラソンへの参加資格が取れたはずだ。これで別府に行ける。
そしてゴール地点の先には、今回の招待選手である少し前の日本長距離界のトップ選手がいた。旭化成の三木選手(左)、そしてあいの土山マラソンでも写真を撮らせてもらった早田選手だ。二人とも元サブテンランナー(2時間10分以内)だ。らっきー。これもあとで知ったが、早田選手とは4分差だった。あのすごいスピードで走っていた人まであと少しだったのか。ちなみに女子のトップ選手とは約1分30秒差だったようだ。
今回の大会は2時間40分切りという目標を持って走り、見事目標を達成できた。しかも、ぎりぎりじゃなくて2時間37分台。もう大満足。別大では途中の関門で時間切れにならないでゴールまで走らせてもらえるよう頑張ろう。少し気が早いが、2時間30分も現実味がでてきたので、今度は2時間30分を切ってびわ湖へ行こう。
これで4日後の河口湖マラソン、12月の防府読売マラソンを気楽に楽しく走れそうだ。26歳最後のマラソンを素晴らしい形で締めくくれた。
通過タイムと5kmごとのラップタイム
地点 | 通過タイム | 5kmのラップ | |
---|---|---|---|
5km | 18分30秒 | 18分30秒 | |
10km | 36分21秒 | 17分51秒 | |
15km | 54分39秒 | 18分18秒 | |
20km | 1時間13分11秒 | 18分32秒 | |
25km | 1時間31分12秒 | 18分01秒 | |
30km | 1時間49分04秒 | 17分52秒 | |
35km | 2時間07分42秒 | 18分38秒 | |
40km | 2時間28分11秒 | 20分29秒 | |
42.195km | 2時間37分38秒 |
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