2005/12/18 天気:晴れ一時雪 山口県防府市
記録: 2時間36分01秒 (自己ベスト更新) 39位
この大会は、制限時間3時間で陸連登録者しか参加できない大会である。日本で5番目に参加資格の厳しいフルマラソンである。かつては若手エリート選手の登竜門とも言われていたようだが、時期がニューイヤー駅伝の直前ということもあり、そこそこの大会となっている。でもやはりきっちりとした立派な大会である。僕にとっては出場することのできるエリート大会の一つなので、別大に出れるようにはなったが、この大会もエリート大会の雰囲気を味わって楽しんで走りたい。
前日の開会式に出席するため防府に降り立ったが、晴れてはいるもののとにかく寒い。そして風が強い。こんな天候の中は走りたくないぞ。開会式は去年感じたほどの感動はなかったが、やはり立派なものなので身が引き締まる思いがした。やはりこういう大会もいいものだ。
そして近くの湯田温泉へ。体を温めた後、宿に向かう途中ついに雪が降ってきた。しっかりとした雪だ。明日もまだ降り続くようで、明日の最低気温は-7℃、最高気温も5℃とのこと。果たして明日はどうなるのか?雪のマラソンになるのか?普通の長袖では耐えられないほどの寒さの中のマラソンになるのか?
マラソン当日、朝起きて外を見るとびっくり。なんと一面銀世界!しゃれにならないぞ。こんな中を走れるのか?防府駅からバスでスタート・ゴールの陸上競技場へ。トラックは雪かきされているが、やはり銀世界。寒い。
何を着て走ろうか?周りはみんな速い人たちなので、この寒さでも予想通りランパン・ランシャツの人が多い。僕はへなちょこなので長袖・ロングタイツ、そして手袋も靴下もすべて2枚重ね。両手両足には貼るカイロ。周りと比べると異様な格好だ。トラックはアップをする人達で埋め尽くされているが、あまりに寒くて動く気がしない。少し体操をするだけ。そしてあと10分を切ったのでスタート地点へ。混雑もなく、この辺は参加者が限られているのでやりやすい。
スタート。テレビ中継のためにジャンプしようとしたがそんな気もしないくらい体が固まっている。まずはトラックを一周して、競技場の外へ。
周りもみんな同じくらい速いので、置いて行かれないように大集団に引っ付いていく。周りにペースを作ってもらう。道路上の雪は一応解かされている。所々に大きな水溜りがある。思ったよりは走りやすい。
5km通過、18分52秒。周りに流されたとはいえ、ちょっと遅いか?2時間35分を狙うには18分20秒くらいが必要。寒いだけでなく風も強いので、そこまでのタイムは望まないとしてももう少し速く行こう。この集団を離れて前の集団を追いに行く。
前の集団、その前の集団と追いついていき、10km通過は36分46秒。この5kmは17分54秒。うーん。思ったより速く、18分20秒ペースに戻せた。この集団はキロ3分40秒、5km18分20秒の集団か。ということは、さっきの集団はキロ3分45秒か。さすがみんな走りなれている。
ぐるっと一周して競技場の横に戻ってきた。これで風向きも分かり、向かい風では風よけがいないとかなりきついことがよく分かった。しかしこの集団のスピードも何だか遅めに感じる。みんな前を走りたくなくて、前のランナーも向かい風を受けて飛ばしていけないのか?去年の四万十川100kmのときにラストでかわされた2歳上の仲良しさんが前の集団を追いに飛び出した。2時間30分を狙っているらしい。僕も遅れて追いかける。でも途中であきらめてマイペースに戻す。そしてこの方角は完全に向かい風だ。一人旅で風を受けつらい。失敗したか?とりあえず前の集団とは行っての距離を保ってついていく。
防府駅の近くに来ると沿道の声援が大きくなる。雪の残りも少ない。前の集団からこぼれてくる人はまだいない。15km通過、54分52秒でこの5kmは18分6秒。向かい風にしては頑張っている。これ以上上げるのは無理だ。そして方角が変わり追い風に。少し走りやすいぞ。でも少し脚も重くなってきたがまだ前半、少し抑え目に変更。折り返してくる先頭集団とすれ違う。ペースメーカーが先に行っちゃっているぞ。いいのか?去年よりすれ違う場所が後ろになっている。少しうれしい。
20km通過、この5kmは18分30秒。まぁこんなもんだ。そして中間点通過は1時間17分20秒。イーブンでいければ2時間35分。ちょっときついだろう。そのちょっと先が折り返し。
折り返すと当然向かい風。一人だときついので、風よけを求めて前の集団をちょっと頑張って追いかける。追いついてみるとそんなに速く感じないので、その勢いでもっと前へ。するともっと風が強くなってきて、全然前へ進めない。完全に前傾して向かい風を少しでも受けないようにするが。また失敗したか?方角が変わるまで我慢。向かい側では収容車がランナーを追いかける。容赦ない。方角が変わる直前から雪が降ってきた。晴れてはいるが、雪はこっちに向かってくる。
25km通過、この5kmは18分37秒。向かい風ではきつい。
防府駅方向に方角が変わり、追い風に乗る。快調。力を蓄えることも考えたが、あとのことは考えず飛ばす。何人ものランナーを拾っていく。そして再び沿道からの声援が増えてくる。手を振る余裕が出てきた。
このあたりに大学の部活の後輩の実家があるそうだ。これか?その付近で似た人たちから名前で応援されたぞ。手は振って応えたが言葉は上手く出なかった。その直後は30km地点。この5kmは18分26秒。まだ行けるぞ。
防府駅の裏はさすがに声援が多い。ペースも良いし、デジカメを構えるとうけがいい。ベストを出したときより少し遅れてはいるが、あのときより余力は多い気がする。
35km通過、この5kmは18分20秒。まだ走れるが、競技場の近くに来てからぐるっと一周。ということはまた向かい風を受ける。だんだん向かい風が強くなっているようで全然進めない。しかも体が冷えて、手足だけでなく顔の表情まで動かない。まぶたが落ちそう。目をこすって目を覚ます。
ラスト5kmを過ぎると、この前の大田原マラソンで僕が風よけになってあげた今回も女子のトップの選手に追いついた。あの時はラスト5kmで捨てられて置いて行かれたが、今回は声をかけても追いかけて来れないようだ。借りは返した。やったね。ラスト4km、ようやく向かい風は終わった。でももう脚も呼吸もきつい。ラスト3km、ロングスパートだ。
40km通過、さすがにこの5kmは19分8秒。でも落ち込みは少ない。そして例の仲良しさんが見えてきた。ラスト1kmを過ぎて、ついに追いついた。四万十のお返しだ。一度抜き返されたが、また抜き返す。これまた借りは返した。やったね。
そして競技場へ。またデジカメのうけは良い。競技場内でも写真を撮っていると、ゴール直前では電光掲示板が2時間35分50秒を指しているじゃないか。35分台を目指してゴールに駆け込む。58、59、・・・、係員の声が聞こえる。去年も同じような状況で2時間50分2秒と、50分切りにわずかに間に合わなかった。今年はどうか?後で確認すると記録は2時間36分1秒だった。また間に合わなかった。写真を撮ってなければ・・・。まぁいいや。自己ベスト更新。
この寒さ、さらに強風の中ベストを更新できたことは自信になる。元々は2時間35分切りを狙っていたのだが、このコンディションでは目標達成といえそうである。最近始めたスピード練習の効果が出始めてきたのかな?
後で確認した順位は39位だった。このレベルの高い大会でこんな好成績が取れたのはびっくりだし、とてもうれしい。終わってもとにかく体が冷えて寒い。
その後、萩へ。おいしい食べ物と温泉で疲れを癒す。
次のフルはついに目標としていた別府大分毎日マラソン。感動しながら楽しんで走りたいが、記録も狙いたい。まだいけるはずだ。そして、あの大会で写真を撮りながら走る人はいないだろうから、もちろん写真も欠かせない。とりあえず、しばらくリフレッシュだ。今回はよくできました。
地点 | 通過タイム | ラップタイム | 通過順位 |
---|---|---|---|
0km | |||
5km | 18分52秒 | 18分52秒 | 132位 |
10km | 36分46秒 | 17分54秒 | 106位 |
15km | 54分52秒 | 18分06秒 | 89位 |
20km | 1時間13分22秒 | 18分30秒 | 87位 |
25km | 1時間31分59秒 | 18分37秒 | 78位 |
30km | 1時間50分25秒 | 18分26秒 | 69位 |
35km | 2時間08分45秒 | 18分20秒 | 59位 |
40km | 2時間27分53秒 | 19分08秒 | 44位 |
42.195km | 2時間36分01秒 | 39位 |