第17回大田原マラソン


2004/11/23  天候:晴れ


 栃木県大田原市、那須のふもとで行われるこの大会は、高低差40mほどと比較的平坦で、制限時間が4時間とそれなりにレベルの高い大会で、参加人数が1000人くらいで多くないので非常に走りやすい大会である。また、給水はDAKARAのパック(何パックって言うんだっけ?ちゅうちゅう吸うやつ)で紙コップに入った水より飲みやすく、体にかけてもべたつかないので素晴らしい。これまで紙コップじゃなかった大会は1つもない。紙コップだと、走りながら飲むときに顔にびちゃびちゃ跳んでくるし鼻にも入るしで、非常に飲みにくくテクニックがいる。給水と給水の間には水を含んだスポンジもおいてあるのでこれも便利である。とまぁ気にいっている大会なのだが、これまで参加した2回は常にベストタイムを更新している。そこで今回もこの大会でベストを出せるようにピーキングしてきたつもりである。
 前回の渡良瀬遊水地マラソンでは、1km3分50秒でどこまでいけるか試してみた。結果20kmくらいしか持たないということだったので、今回は無理せず1km4分で行こうと決め、最後にペースをあげれればベストが出せる(最後まで4分ペースだとベストと同タイム)ので、後半勝負にすることにした。

 今日は非常にいい天気である。朝早くは結構冷え込んでいたが、現地につくころにはそれほど寒くなくなっていた。朝4時半に起きて会場に着いたのは9時過ぎ。ここ大田原は関東の中では気温が低いほうなので、これだけ天気がよくてもそこまで暑くなることはないだろうと思い、帽子やサングラスはなしで行くことにした。当然半そで。参加者がそれほど多くないので、スタートのちょっと前になってもスタート地点はごちゃごちゃしない。スムーズにスタートできる。ちょっとした競技場を1周してから外の道に出る。やはりレベルの高い大会なので、それほど遅いペースで走ってるわけじゃないのに前には人がいっぱいいる。今大会は距離表示が5kmごとなので、入りのタイムがよく分からない。どのくらいのペースで走っているんだろう。自分の感覚である程度分かるのだが、やはり時計で分かると安心できる。はじめ調子がいいと思い込んで飛ばしてしまい、後半つぶれることはよくあるからだ。
 5km通過、20分ちょっと。なかなかいい入り。ようやく周りのペースが落ち着いてきて走りやすくなる。10km通過、40分を切っている。うーん、ペースが上がった。ちょっと抑えていこう。今大会では前後にゼッケンをつけていて、小さな字で年齢も書いてある。なんか若そうな人がいると思ったら19歳だそうだ。自分より若い人がフルを走っているとうれしいので話しかける。話に乗ってきてくれて、大学生で初フルらしい。若い100kmランナーを増やしたい僕はウルトラを勧める。
 15km通過、60分をわずかに切っていて、早すぎも遅すぎもしないいいペース。20km地点で一回元に戻ってくる。同じところを2回走る周回コースである。20km通過は1時間20分を30秒くらい越えてきた。ペースを保っているつもりだったけどペースが落ちてきたようだ。ちょっとあせってしまい、ペースを上げる。ハーフの通過は1時間24分数秒。そして25kmの通過は1時間40分を切った。明らかにペースを上げている。30kmまではこのままいけるだろう、でもそこからはどうなるか・・・。と思ったのでペースを落とそうと思った。でも落とせなかった。いや、タイム的には落ちてたかもしれない。一旦上げてしまったギアを落とすのは難しい。ランナーズハイというかいい気分で走れているので、ペースが落ちるとしたらばてたときしかないかもしれない。
 30km通過、2時間をぎりぎり切っている。やはりタイムとしては落ちているようだ。さっきから太もも、ふくらはぎの裏の筋肉が張ってきて、うまく縮んでくれなくなってきた。最近走るときに使う筋肉を変えてきていて、足の前面の筋肉はブレーキ筋、裏面の筋肉はアクセル筋だそうなので、背中から太もも、ふくらはぎの裏の筋肉を使うようにしている。まだ強化が間に合ってないようだ。でも30kmは過ぎ、あと10kmそこそこ。ここからは気合で何とかなるだろうと思い、できるだけペースを保とうと頑張る。そろそろ呼吸も厳しくなってきた。
 35km、2時間20分でまだぎりぎり予定通り。でももうきついだろう。腹筋に力が入らなくなってきて腰が引けてきた。これじゃあスピードは出ない。呼吸もつらい。このまま4分ペースならばベスト更新だが、かなりきつくなってきた。あと5kmの看板。もうだめだ、スポンジを取って歩いてしまった。ウルトラで歩きなれてしまったのですぐに歩くことができる。一般には、一度歩いてしまうともう走れないといわれている。でも僕は走る。しかもその遅れを取り戻すようなペースで走る。いつもウルトラでやっているような走り方である。これが染み付いてしまった。そういえば、30km手前まではスピードランナーのような軽い走りをしていたらしいが、そこからはウルトラランナーのようなぺたぺたした走り方をしていた気がする。そのほうがスピードは出ないけど楽だから。
 40km、2時間43分を越える。最後は大通りに出て応援も多くなるのだが、歩いたり走ったり。ウルトラならもうペースを落として走るのだが、フルでは一応タイムが気になるので、できるだけ早くゴールにたどり着けるように頑張る。これがフルマラソンがつらい理由である。でもウルトラになれてしまった僕は、もう楽をするようになってしまった。根性がなくなった。あとたった2km、100kmの50分の1なのにとっても長く感じる。ゴールにある建物が見えても歩いてしまう。昔のあの根性はどこに行ってしまったのだろう。ようやくゴール。タイムは2時間54分42秒で74位。自己2番目の記録ではある。しかし去年より5分遅く、これは最後の根性の差かもしれない。
 走り終えると、なめこ汁のサービスがあった。腹筋がつらかったのでおなかがきついかと思ったけど2杯いただいた。そして帰路、なんか毎回マラソンを走るとCHIPSTARのポテトチップを食べている。普段は食べないようにしてるのだが、お菓子大好きなのでこのときばかりはいいかと思ってしまうのである。汗で出てしまった塩分を取りたい気持ちもあるのかもしれない。そして毎年のように宇都宮で途中下車して餃子を食べる。エネルギー回復。5日後にまたフルマラソンを走るから、早めに体調を戻しておかなくてはいけない。足のほうはフルのあとにしては回復が早い。階段は1段飛ばしで上れるし、歩くのに不自由はない。タフにはなっているようだ。

 今回の反省
やはり1km4分のペースがフルを走るにはちょうどいいペースではあった。問題は、20kmでペースが落ちていたのであせってしまって急にペースを上げたこと、25km過ぎにペースを意識的に落とすことができなかったことではないかと思う。自分の感覚と時計があってなくても、あせらず急に流れを変えないようにしなくてはいけないと思った。

 次は5日後のフルマラソン、今回が25歳最後の大会だったので、次は26歳最初の大会になります。記録を狙うのは難しいと思うので、楽しんで走ろうと思います。

 うーん、文字ばっかり。読む気が失せるなぁ。読んでくれた人、ありがとうございました。


記録・5kmごとのラップタイム

地点 通過タイム ラップタイム ベスト(2003年大田原)
0km
5km 20分12秒 20分12秒 21分16秒
10km 39分46秒 19分34秒 40分33秒
15km 59分37秒 19分51秒 1時間00分40秒
20km 1時間20分07秒 20分30秒 1時間21分12秒
25km 1時間39分49秒 19分42秒 1時間40分30秒
30km 1時間59分37秒 19分48秒 1時間59分55秒
35km 2時間20分01秒 20分24秒 2時間19分46秒
40km 2時間43分24秒 23分23秒 2時間40分45秒
42.195km 2時間54分42秒 2時間49分36秒

 
最近のフルマラソンのラップタイム比較