2008/6/7 天気:晴れ時々曇り 広島県〜愛媛県
記録: 7時間44分くらい (1番目)
この何年かは都合がつかなくて参加できなかったが、今年は久しぶりに参加した。今回で3回目になる。この大会は順位表彰がなく、競技性のない大会ということであり、余裕を持って走る「旅」を楽しむことができるので好きな大会である。この大会を主催する海宝さんの大会はどれもそんな感じである。
この大会が好きな理由の一つに、そのコースがある。本州から四国までを自分の足で渡るというコースは、まさに「旅」をしているようだ。そして、途中でつないでいく6つの島々はそれぞれ異なる顔を持っているので、その雰囲気を肌で感じられるのはとても楽しい。
今年のこの大会の自分の中での位置付けは、2週間後のサロマ湖100kmの練習である。多少ゆっくりめでいいから、100kmを走りきれるだけの脚を作るのが目的。サロマ湖まであと2週間なので付け焼刃になってしまうが、疲労をためないよう無理をしないことも注意しなくてはいけない。
大会前日は金曜日。午前中会社に行ってから、新幹線で福山入り。駅前のホテルが受付なのでアクセスがいい。それでもやはりばたばたして落ち着かなかった。そして当日に備えて早めに就寝。
朝は3時過ぎに起床。スタートは朝5時。スタート地点の福山城へ向かった。ものすごい数のランナーがお城の下に集まっていてびっくりした。前はこんなにいなかった気がする。今年は募集が途中で打ち切られたと聞いたが、なるほどすごい人気だ。朝5時前とはいえ、辺りはすでにもう明るくなってきた。
大会主催者である海宝さんの説明。8時間程度で走ってしまうランナーはこの大会には場違いだと。大会趣旨からいうと確かにもっともである。今日はそんなに速く走るつもりはないけど、それでもきっと場違いになるんだろうな。
そしてスタート。まずは階段を下りていく。混雑すると危なくて嫌なので、前の方からスタートした。まずは尾道まで国道2号線沿いに進む。何人かが飛び出していったけど、特に追いかけるつもりはない。マイペース。
5kmの表示で時計を見ると、25分を越えている。始めの階段があったにしても、結構ゆっくりだ。この先、距離表示を何度も見逃してペースを上手くつかめなかった。
トンネルをいくつも抜け、海沿いをしばらく走り、20km過ぎに始めの島へ渡る。15kmを前にしたエイドで、早くもうどんが用意されていた。せっかくなのでいただくことにしたが、まだ走るリズムがつかみきれていない朝6時にぶっかけうどん。
早速始めの橋が見えてきた。最初の島は向島。すぐそこに島があるので、間にあるのは海とは思えず川みたい。上を見上げると、橋ははるか高いところにある。あそこまで上らないといけないのか。
橋を目指して坂を上る。階段もある。これが堪える。でも橋の上からの眺めは絶景だ。
向島に渡っても、島にいる気がしない。とても生活感があるし、24時間営業のスーパーもあるし、本州とほとんど雰囲気が変わらない。しばらくいくと海の向こうに島が見えてきたけど、これから渡る島ではないものも見える。この辺りにはたくさんの島があるのだ。
さぁ、次は因島だ。次の島と橋が見えてきたぞ。30kmを越えて、ようやくリズムが生まれてきた気がする。キロ4分半。それなりのペースになってきた。前にいるランナーは1人。でも気にならない。
エイドを準備してくれている島の人たちはとても温かくて、どうしても足を止めて話し込んでしまう。前のランナーが見えなくなってしまったけど、とても楽しい。
因島といえばみかん、かな?名物のみかん絞りたてジュースが飲めるエイドに到着。とてもおいしかった。はっさくは因島が発祥らしいけど、みかんやオレンジとの違いは何だろう?この島には80種類以上の柑橘類があるらしいけど、違いが全然分からない。
次は生口島。生口島大橋を目指してくねくね上っていく。このしまなみ海道はサイクリングロードが整備されているが、このサイクリングロードは、橋があるごとにくねくね上って、橋を渡ったらまた下る。走るコースもそうで、このアップダウンがかなり堪える。遠くから見た目以上にその高低差は大きい。
もうすぐ50km。おや?ずっと前を行っていると思っていた先頭のランナーが見えてきた。ペースダウンか?でも、その走りを見るとしっかりした足取りでそんなふうには見えない。とりあえず気にせずマイペースだ。一気に抜こうとはしない。この辺は少し成長したかな?50kmはほぼ同時に通過したけど、結局前に出てそのままじわじわ差が開いていった。
さぁ、次の島は何だ?今度の橋はちょっと長そうだぞ。次は多田羅大橋を渡って大三島へ。
大三島でもやっぱり柑橘系。島に入ってすぐの賑やかなエイドでも勧められたので、おいしくいただきました。でもさっきから柑橘系ばっかりで口がすっぱい。あんぱんもまじえて糖分補給。水分補給はスイカとスポーツドリンク。
何となく生えている木々が南国系になってきている気がする。昼に近づき、徐々に蒸し暑くなってくる。でもまだ少し曇っているので思ったほどは暑くない。でもまだ午前10時。このあと暑くなるのか?
サイクリングロードの案内によると、次の大三島橋まであと2km。でも早くもくねくねと上り始めた。まだ橋は見えない。あせらずゆっくり上っていくと、ようやく橋が見えてきた。今度の橋は、ちょっと変わった形で小ぶりでかわいい。
次は伯方島。伯方島といえば…、これでしょう。伯方の塩。これを舐めないと帰れない。ということで、お塩と一緒にパチリ。塩ようかんもおいしかったぁ。
伯方島での歓迎は大きかった。走ったコースはわずかな距離だったけど、2ヶ所のエイドではどちらも賑やかに迎えてくれました。おかげでしっかり足止めされてしまいました。途中からいいペース、いいリズムになっていたけど、ここで少し小休止か?
伯方島はあっという間に駆け抜けてしまった。次の橋は伯方・大島大橋。またまた階段も上って橋を目指す。橋を渡り終えたあとも、くねくねくるくると坂を下っていく。今さっき渡った橋がはるか遠くに見える。
いよいよ6つ目、最後の島は大島。この島はちょっと大きい。しばらく海岸沿いを走ったあと、内陸にも入って少しアップダウンを抜ける。
昼が近づいてきたからか、サイクリストとたくさんすれ違うようになってきた。しまなみ海道はサイクリングにはいいところだ。レンタサイクルっぽい人もいるし、本格的な人もいる。家族、グループ、2人組、個人、様々だ。温かく声をかけてくれる人も多く、とてもうれしい。走っていることにびっくりしてくれる人もいる。すごいですねぇ、って言われるとすこしうれしい。追い抜きざまに後ろとの差を教えてくれた人がいた。もう10kmくらい離れているらしい。ちょっと信じられない。本当かどうか分からないけど、少しゆっくりした方が全体のバランスを考えるといいのかな?たった一人のためにエイドを早くに準備してもらうのは少し気が引ける。80kmが近づき、ちょっと疲れてきたし・・・。
サイクリングロードを少し外れてバラ園へ。とってもきれいにバラが咲き誇っていた。バラ園を抜け、長い海岸沿いを進んでいくと、いよいよ最後の橋が見えてきた。これまでで一番長い来島海峡大橋だ。ちょっと霞んでいるのが残念だけど、その姿は壮観だ。
80kmを過ぎて、脚が疲れてきたこともあるのでペースを落とした。この大会ではタイムに意味はない。2週間後の目標に向けての練習としては、もう十分に走れた。あとは最後まで足を動かすだけだ。
橋の下のエイドで小休止して水分補給。階段とらせん状の自転車道ではるか頭の上にある橋を目指す。さぁ、いよいよ四国だ。
来島海峡大橋は第一から第三までの3つの橋が連なる。総距離は4kmにも達する。始めはなだらかな上り。真ん中が一番高くなっているだろうから、そこまではと思い頑張ってみたけど、下ることなく次の橋へ、そして三つ目の橋はもっと勾配がきつい上りになった。ずっと上っているじゃん。しかも向かい風が強い。塩っぽい風は少しひんやりしていて、気持ちいい気もするけど少しべたべたする。横から見える景色は絶景。写真には撮りきれないほど広大。90kmの看板を越え、いよいよ四国に上陸だ。
四国の最初のエイド。今治土産の鶏卵饅頭。うずら卵のようなお饅頭はかわいくて食べやすくておいしい。たくさんぱくぱくしてしまった。最後の力を振り絞るためのエネルギー補給だ。今治までのあと10kmはまだ気が抜けない。
あと5kmを越え、今治の商店街に入った。もうあと少し。商店街を抜けて、いよいよ今治城が見えてきた。今年は今治城を抜けて行くらしい。前に参加したときはゴールだった今治城は一般の観光客だけで少し寂しかったけど、あと2kmだ。
今治城の背後から、ここに来て階段を上って、もちろん歩いて、そしてお城の脇をすり抜けていく。正面からお城を後にしてあと1km。あぁ、ほっとして気が抜けてきた。でも一応最後まで何とか走ろう。あと5分ちょっとで7時間45分。
最後は少し迷路のようだった。矢印を頼りにゴールを目指す。少しだけスパルタスロンのときのような気分?いよいよゴール地点。
ん?何か静かだけどいいのかな?一応ゴールのゲートは準備されている。でも出迎えの人はほとんどいない。とりあえずゴールだ。
ゴールした後、海宝さんをはじめ大会スタッフの人たちがあわてて出てきた。もう一度ちゃんとゴールシーンをやってくれとのことだ。ゴールやり直し。ゴールテープが用意され、カメラもスタンバイされた。もう一度、ゴ〜〜ル。
笑顔でのゴール。笑顔は自然だったかな?
ホールでおくつろぎ下さい、とは言うものの、まだ食事・お土産等のコーナーは準備中でできていなかった。シャワーもまだ使えないとのこと。早くにつきすぎてしまってごめんなさい。のんびりのんびりしながら着替え、1時間以上してからようやく2番目のランナーがゴールした。その頃には会場の準備もできてきた。このくらいの時間が適当な時間だったのだ。でも、海宝さんたちともたくさん話をする時間があってよかった。確かにあまり速いと大会趣旨に沿わないのかもしれないけど、とても楽しく走らせていただきました。
記録・10kmごとのラップタイム
地点 | 通過タイム | ラップタイム |
---|---|---|
0km | ||
10km | ||
20km | ||
30km | 2時間18分27秒 | |
40km | 3時間03分09秒 | 44分42秒 |
50km | 3時間44分55秒 | 41分46秒 |
60km | 4時間29分33秒 | 44分38秒 |
70km | 5時間13分38秒 | 44分05秒 |
80km | 6時間00分40秒 | 47分02秒 |
90km | 6時間50分17秒 | 49分37秒 |
100km | 7時間44分くらい | 54分くらい |
7時間44分くらい | 1等賞 |