第14回 奥武蔵ウルトラマラソン

2007/8/5 天気:晴れ     埼玉県

記録: 5時間37分7秒  4位

 真夏にタフな山の上り下りをして75km走るウルトラマラソン。独特の雰囲気があって面白そうだとは聞いていた。75kmとはいっても、高低差800mのタフなアップダウンは普通の100kmマラソンより大変かもしれない。しかも真夏。チームによる団体戦もあるため誘われての参加だったけど、不安はいっぱい。しかも、今は来月の100kmワールドカップやスパルタスロンに向けての走り込みの真っ最中で、今大会への調整は不十分。行けるところまで行って練習の一環にしようと考えて参加した。

 スタートは朝6時。あたりはすでに明るく、今日も暑くなる予感。始めは20km手前までぐるっと回ってくるが、ここでのアップダウンは比較的少なめ。とはいっても、普通に見ればかなりのアップダウン。始めはハイペースで展開しそうなので、つられて飛ばさないよう気をつけよう。
 そしてスタート。思っていたよりは控えめな展開。さすがにウルトラマラソンだとこんなものか。しばらくは先頭も見える位置で走る。始めだけは平坦。コース全体でも平坦なのはこのあたりだけ。

 

 早速上りがスタート。大勢のランナーが徐々に離れていく。結構みんな飛ばすなぁ。20kmくらいの鎌北湖まではウォーミングアップくらいの感じにしたい。それにしても始めからタフなコースだ。抑えてなんていっている場合ではない。気を抜くとあっという間につぶれてしまいそうだ。仕方がないので頑張る。ぐるっと回ってきて鎌北湖に近づく頃には、早くも疲労を感じ始めていた。

 

 一応ラップタイムはとっていたけど、こんなにアップダウンが多いとあまり参考にならない。5km22〜23分くらいで走っているようではあった。
 鎌北湖からはいよいよ本格的に上り始める。マイペースを心がける。あまりコースをよく知らないけど、30kmくらい上っていくのだろう。絶対に頑張り過ぎない。後ろから抜かれても着いていかない。折り返しても余裕があるようなら頑張ればいいんだ。

 

 3kmくらいおきにあるエイドは充実している。ドリンクやフルーツ、軽食など種類も多い。今日は暑いのでものすごい量の汗がふきだす。その分を補給しないと大変なことになるので、各エイドでいつもより多めに水分を補給。塩もフルーツもいつもより多めに補給。デジカメも汗まみれ。・・・と、デジカメの電源が入らなくなった。またか・・・。走るしかないか。
 少しずつ前のランナーを捕らえていき、周りのランナーも少なくなってきた。有力ランナーも苦労しているようだった。でも今日は順位などは気にしない。自分のいい練習にしたいだけだ。そのためには最後までつぶれないように。とりあえず順調。
 高いところまで上ってきて、ところどころにいい景色が広がる。なのにデジカメは壊れている。がっかり。でも確かに走りには集中できる。まぁいいか。ここはそんなに遠いところではないし。

 折り返し近くになってきて、さすがに少し脚にきはじめた。最後まで持つのか不安になってきた。折り返してきてすれ違う上位のランナーを見ると、いい走りをしていて余裕がありそうだった。あれを追いかけるのは厳しそうなので、無理せず自分の走りをするだけだ。折り返すと、それからたくさんのランナーとすれ違う。知り合いもたくさんいるので、手抜きができない。少しきつくなってきたのに・・・。
 下り貴重とはいっても、所々で上り坂が混じる。これがかなり応える。たくさんのすれ違うランナーから声をかけられるので、こっちも声を返す。まだ声を返せているうちは大丈夫なはずだ。声を返せなくなったら本当に余裕がなくなったということでまずいことになる。本当にみんな頑張っているなぁ。こんなタフなコースなのにこんなにもたくさんの人が走っているなんて。

 折り返し時点では8位だった。それが残り10kmくらいまでくると4位に上がっていた。全然順位は考えていなかったけど、ここまできたら譲りたくはない。それに早く終わりたい。この激しい下りで脚にダメージを与え続けるのはどうかと思うけど、あまり深く考えずにガンガン下っていく。最後の厳しい上りも気合で走りきり、最後の一気の下り。下界に下りてきたら、一気に暑くなってきた。エイドの人にも「顔赤いけど大丈夫?」と言われたし、自分でも体温が高くなっているのは分かっていた。暑い。でもあと5km。残りがもっと長かったら小休止して体を冷やすところだけど、このくらいならこのままいってしまえ。
 鎌北湖からゴールまでは2kmちょっと。でもこれがとても長く感じる。じりじり暑いし。ここまで歩かずにきたけど、最後の最後で歩きたくなった。後ろを振り返っても誰も見えない。でも今日は最後まで歩かないぞ。
 あぁ、やっと戻ってきた。100kmと違い、75kmということで一気に走りきれたといった感じだけど、それでも長い旅だった。結局出来すぎの6時間切り、4位でのゴールだった。団体戦でも2位。よかったよかった。

 今回は走り込みの一環で参加した大会だったので、また明日からいつもどおりの練習を再開できるかが問題だ。思っていたより頑張ってしまった。でも、聞いていたように独特な雰囲気があって、終わってみれば楽しい大会だったと思えた。