2007/5/27 天気:晴れ 島根県
記録: 7時間54分09秒 優勝!(100km初優勝)
先週の野辺山100kmから1週間。果たしてどれだけ回復しているのか?今回の大会は練習の一環、100km走のつもり。そして何より、日本海や宍道湖の美しい景色を見ながら出雲大社のゴールを目指すというこのコースに惹かれたのである。
朝4時、宿泊している松江から送迎バスに乗り、島根半島の東の端に近い三保関のスタート地点へ。到着した4時50分にはすでに辺りは明るく、あわただしく5時30分のスタートを向かえる。
スタート。この大会は参加人数200人ちょっとのあまり大きくない大会なので、始めから上位で走ることになる。4番目くらいに位置取って走り始める。
さっそく内海沿い。朝日に照らされて美しい。今日はいい天気だけど、西からの向かい風が強い。風が強いであろう始めの海沿いだけでも風除けを使おうと、前のランナーに張り付こうとする。だけどちょっと速すぎやしないか?こんなペースじゃ普通は続かないだろ。そうは思いながらも張り付いて走ってみるけど、入りの5kmは21分。これじゃ僕がまいってしまう。風除けはあきらめてマイペースで行くことにする。
10km前。境港が見えてきたところで半島の北側へ向かう峠越えへ。先週のアップダウンに比べると大したことはないけど、いきなりですか?日本海沿いに出てしばらくいくと10km。結局あまりペースは落ち着かず、42分台で通過。ちょっと落とそう。振り返ると朝日が眩しい。
しばらく中間点過ぎまで日本海沿いを進むので平坦なのかと思いきや、小刻みなアップダウンの連続。さすが日本海沿い。海沿いを走っているのは分かるけど、コース的には山の中を走っているみたい。ほとんど平坦なところはない。海抜0mから百mいかないくらいまでを繰り返す。これは予想以上にきついぞ。しかも向かい風が強い。のぼりの向かい風はあまり進まないぞ。
なるべく脚は使わずに、楽して走ろうとはするけど、そんな中途半端なアップダウンではない。結局あまりペースは落とせずに、いつの間にか先頭になってしまったようだ。やっぱり思ったとおりあのペースでは続かなかった。所々で見られる日本海沿いの景色は美しい。リアス式とまではいかないだろうが、入りくんだ海岸線が不思議な形を織り成す。
ひと山越えて、ばっと前が開けるとものすごい向かい風が。一瞬脚が止まる。そんなことを繰り返しながら30km過ぎくらいまで続く。アップダウンが多いせいか、いまいちお腹の調子も良くない。お腹が揺すられているのだろう。いまいちリズムに乗り切れない。でも暑くもなりそうだし、早めに水分&燃料補給。
35kmくらいから、海岸線沿いの細い道「チェリーロード」を進む。なぜ「チェリーロード」?ほとんどが桜の木には見えないけど・・・。説明の立て札が立っていたけど、面倒なので読まずに素通りしてしまった。それにしても、だんだん暑くなってきたぞ。ここまで暑くなってくるとは思ってなかったから、今回は帽子もサングラスもなにも持ってきていない。ちょっと失敗だったかな?ん?まてよ。この暑さでもまだ9時だろ。これでお昼になったら大変なことになるんじゃないか?しかも今はまだ木々の中を走っているから木陰がいっぱいあるけど・・・。
40km手前までにひと山。高低差160m前後とのことだけど、上った先でもまだ細かくアップダウン。数字以上に厳しい。下り終えてもまたアップダウン。ペースはキロ4分30秒程度で落ち着いてきた。でもこのアップダウンの中。
おぉー、海がきれい。さすが日本海。この入り組んだ海岸線もいいぞ。
もう景色が良すぎて、ただの写真館になってしまいそうだぞ。向こうの方に見える人工物は原子力発電所。こんなところに。
この大会は、個人の部とグループの部がある。グループの部のリレーは5人以内で、何回たすきをつないでもいいみたいだ。スタートは個人の部の30分後。早速リレーには抜かれ始める。先頭を走っていても寂しくないし、先頭を走っている気がしなくもなる。それでも、彼らは給水には止まらないので、所々ではエイドの開設前に到着してしまうことがあった。テントを組み立てているところに到着して、水だけもらって先へ進む。水がもらえるだけでもありがたいのであまり気にはしない。それにしても暑いので、水分補給だけはしておかないと大変なことになってしまう。この辺りから、口癖のように「暑い、暑い」と言っていた。
ときどき地面にコメントが書いてある。笑っちゃいそうなものもあった。励ましの言葉、絶景地点を教えてくれるもの、等々。
50kmの中間点を通過。3時間40分。このまま行けば7時間20分か。このアップダウンにしてはいいペースだ。そこまで無理した気もしないし。でも今日はそんなに頑張るつもりはないので、ここから楽をしよう。充分手ごたえはつかんだ。満足だ。後はこの暑さにつぶされないように。もう少ししたらアップダウンも終わるはずだし。
ところが、ここからのアップダウンがまた大変だった。原子力発電所付近、そして内陸を通って南側の宍道湖沿いへ。ここにもタフな峠越えがつづく。暑さのせいか、上りでは歩きが入り始める。後ろは結構離れているようなので、ただ前を見て進むだけで言いのだけど、まだ60km。先週よりも歩きが入ってからの残り距離は長い。うーん、ちょっと失敗だったかな。ここまで暑くなるとは思わなかった。せめて帽子でも持ってきていれば。
65km付近、やっと峠を上りきった様子。これを下りきったら半島の南側、宍道湖沿いを行き、あとはほとんど平坦。下りきったら辺りが開けた。そして真っ直ぐ続く道。平らになったところで思ったより脚が動かないことに気づく。いつもの苦しいパターンだ。あと30km以上もある。後ろは離れているとはいっても困ったぞ。
70km付近のエイドでは、宍道湖名物のしじみ汁があった。「これは食べないと」と思い、何とか少し流し込んだけど、暑さにやられていてもうほとんど食べ物を受け付けない。おいしいはずの汁も、塩分補給のための水分にしか感じられない。あと30km。
宍道湖沿いの国道に出た。昨日電車の中から見た景色よりは遠くが見渡せたが、やはり多少ガスっていて視界はいまいち。それでもやはりでかい。
周りがひらけているせいか、木陰がほとんどなくて暑い。帽子を持ってこなかったのは失敗だ。エイドで水をかぶってもすぐに乾いてしまう。もう水を飲んでも受け付けないようだ。去年の暑い北海道マラソンで、早田選手に抜かれるときに教えてもらった「頚動脈を冷やすといい」というのを思い出した。これが効いたのかは分からないけど、暑さによるだるさは多少良くなってきた気がする。
宍道湖に別れを告げると、出雲大社まではあと20kmほど。
約5kmおきのエイドを待ち遠しく思いながら、リレーの部の人たちに抜かれるときに励ましてもらいながら、何とかゆっくり走って時々歩いてを繰り返して、少しずつ距離を進める。距離表示がほとんどないので、エイドでの距離を聞くたびに、確実に進んでいることにほっとしながら。
出雲ドームが見えてきた。そして、昨日見た出雲大社の裏の小高い丘が見えてきた。あのちょっと神秘的な雰囲気のある木の生え方は出雲大社の裏の山だ。もう少しだ。
あと1km。最後の坂を上るとそこは出雲大社への参道の前。最後は正面の道を反対向きにまっすぐ。あぁ、あの道の駅がゴールなんだな。一応ウイニングランだ。
大鳥居をくぐり、川を渡るともうゴールはすぐそこ。何とか予定していた目安の8時間は切ってまとめられたし、100kmマラソンでは初優勝だしで、結果だけ見ると上出来だった。ただ、前半抑えて行こうとしていたのに、全く逆の展開になってしまって後半ばててしまうし、内容はいまいちだった気がする。最近いつも後半でつぶれてしまっているなぁ。あまり良くない癖がついてしまいそうだ。
ゴールしてしばらく休んでいてもなかなか個人の部のランナーが来ない。リレーの人たちばかりだ。結局後ろとは35分くらい離れていたらしい。そんなに離れていたのか。やっぱりみんなこの暑さに苦しんでいたみたいだ。
半分練習のような位置づけで臨んだ2週連続の100kmを、なんとかそれなりにまとめることができた。秋の目標の大会に向けて、これからはこうメリハリをつけて体を上手く休めもしながら、無理せずにもう一度しっかり体を作って行こうと思う。
記録・10kmごとのラップタイム
地点 | 通過タイム | ラップタイム |
---|---|---|
0km | ||
10km | 42分11秒 | 42分11秒 |
20km | 1時間25分59秒 | 43分48秒 |
30km | 2時間11分55秒 | 45分56秒 |
40km | 2時間56分27秒 | 44分32秒 |
50km | 3時間39分31秒 | 43分04秒 |
60km | 4時間25分13秒 | 45分42秒 |
70km | ? | |
75km | 5時間44分42秒 | |
80km | ? | |
90km | 7時間02分07秒 | |
100km | 7時間54分09秒 | 52分02秒 |
7時間54分09秒 | 優勝 |