第61回 福岡国際マラソン

2007/12/2 天気:     福岡県福岡市

記録: 2時間31分45秒   74位 

 初参加になる最高峰の大会。これまで、2時間27分以内のAグループで出られるようになるまでは、と思って控えていた。だけどその日が来るのはずっと先、いや本当にその日が来るのか分からなくなってきたので、2時間45分以内のBグループでいいから参加することにした。Aグループは平和台の陸上競技場スタート。でもBグループは隣の大濠公園スタート。2km付近から先は同じコースになるけど、結構差がつけれられている気がする。
 ただ、コースはほぼ平坦で記録が狙えるコース。今回、仕上がり具合はいまいちだけど、とりあえず今出来るベストの走りをしたい。また博多の中心地を走るので、途切れない応援と博多めぐりなど楽しみがいっぱいだ。これはデジカメは手放せない。うーん、記録かデジカメか?始めて走る今回はデジカメだろう。

 前日はホテルでの受付後、歓迎の夕べに参加。でも特に何かセレモニーがあるわけではなく、ただの立食形式の夕食会だった。料理は結構豪華で次々に運ばれてくる。久しぶりに会うランナー達と話をしながらひたすら食べまくり、結局食べ過ぎてしまった。そのままいるとキリがないので、早めに引き上げて明日に備えることにした。それでも1時間以上は食べ続けたなぁ。

 


 大会当日。スタートは12時10分とのことなので、ゆっくり起きてのんびり支度。9時前に中州付近のホテルを出て、歩いて平和台の陸上競技場に向かった。のんびり歩いて30分くらい。穏やかないい天気で、これは絶好のコンディションといえるだろう。一般的にはちょっと暑いくらいかもしれない。でも、これまで走ってきたウルトラマラソンに比べれば全然暑くない。当たり前か。

 会場でものんびりとスタートを待つ。こういう大会はそんなに混雑もしないし、ゆったり準備できていい。10時半頃から軽くジョグ&散歩。コンビニに行ったり、大会の雰囲気を味わいにぶらぶらと。競技場内も2周ほどジョグ。調子はぼちぼちといったところか。そんなに軽くはないけど疲労感も少ない。予定通り5km18分ペースを目指して行こう。

 

 スタートまであと30分。そろそろ隣の大濠公園へ移動だ。これが普段は市民ランナーが多く走るという、噂の大濠公園。東京の皇居みたいなものか。ここを1周してから本コースへ合流する。1周は約2kmだ。
 Bグループでもゼッケン番号の若い、つまり速い持ちタイムの人たちは競技場スタートだ。僕は大濠公園スタートの16番目。2列目からのスタート。

 

 そしていよいよスタート。せっかくいいポジションでのスタートではあるものの、スタートダッシュのスピードがないので、どんどん後ろから追い抜かれていく。あっという間に先頭はずっと前へ行ってしまった。
 入りの1kmは3分37秒。それなりに頑張って飛ばしているのに、そんなに速くない。やっぱりいまいちスピードが戻りきっていないようだ。まぁ、行けるところまでこのまま押していこう。
 ようやく周りのランナーに抜かれないくらいの位置になり、落ち着いて走れるようになってきた。ぐるりと1周回って2km通過は7分10秒。うん、余裕のあるペースではないけどこれでいいか。そして大濠公園から外へ。

 

 外の道路にでると、沿道には人がたくさんいて応援がすごい。これが福岡国際マラソンなんだ。やっぱり来てよかった。広い道路も貸切で気持ちよく走れるし。
 そろそろ体があったまってきたのか周りのランナーが飛ばしすぎだったのか、徐々に前へ出始めてきた。まずは西へ。5km手前にヤフードームが見えてくるはず。・・・ん?だけど建物に隠れているのか見当たらないぞ。せっかくカメラを構えて待っていたのに・・・。うーん、5km地点だ。18分をちょっと切って17分台。タイム的には狙い通り。でも感覚は思っていたより楽ではない。さてさて、どこまで持つんだろうか?

 

 今回の福岡国際マラソンには、うちの会社の陸上部からも2人参加している。後援会が中心の応援団には、事前に僕も走ることをメールしておいた。この応援団のところを通り過ぎるときに声をかけてみたら、分かってくれたみたいだった。
 しばらく西に向かい、その後南からぐるっと戻ってくる。20km過ぎに博多駅前を通るまでは我慢したいところだ。そして10km通過。ペースは変わらず5km18分をちょっと切るくらい。まずまず。橋や陸橋を渡るときの上り坂が、微妙でしかないけどちょっときつい。

 

 そして、向きが変わって東向きに博多駅を目指す。位置取りは落ち着いたが、単独走行になってしまった。今日は風が弱くて穏やかなのでそれほど致命的ではないけど、気分的には後ろにくっついて走っていた方が楽だ。前に見える集団を無理しない程度に追いかけてみるが、その差は全く変わらない。無理に追いつこうとすると、もうそこで脚がおしまいになってしまいそうなので、そのままの差で置いていかれないようにしてモチベーションを保つことにする。
 15kmを通過。ペースは変わらず。後で見てみると、本当にイーブンペースの素晴らしいペースであったことが分かった。所々で細かなアップダウンや給水があるが、そのような変化のあるところで少しずつ前の集団との差が詰まっているような気がしてきた。今日は暖かいので、給水はこまめに毎回取っている。小さなペットボトルから、毎回二口くらい口に流し込む。

 

 20km付近で、ついに前の集団に追いついた。20kmまでのこの5kmのラップもほぼ変わらず17分50秒台。前の集団が少し遅くなってきたのか?でも僕の脚もちょっと重たくなり始めてきた。まだ半分も来てないぞ。今日はこのペースでいけるところまで押していく作戦なので、別につぶれても仕方がないと思っていたけど、ここは少し脚を休めておくことにしようと思った。せっかく集団に追いつき、給水をパスして前に出たけど、またずるずる後ろに下がった。
 中間点の通過は1時間15分30秒。単純に倍しても2時間30分は切れない。でもこの状態ではこれ以上ペースを上げることは無理だ。まぁ、仕方ない。

 

 博多の中心部付近に戻ってきた。沿道の声援はますます大きくなる。知った人からの応援もあり、名簿を見て名前で呼んでくれる人もいたりしてうれしい。そのせいかは分からないけど、再び脚が動くようになってきた。集団の一番後ろに下がり、その後ろが全然いないような雰囲気を感じ取ったときは、このまま遅れて離されてはいけないと思った。
 博多駅前を通過し、博多駅からは駅から真っ直ぐ伸びる広い通りを走っていく。これは気持ちがいい。博多駅は工事中だった。

 

 博多駅から真っ直ぐ離れていくと、前の集団に再び追いついた。このまま集団に埋まって走行かと思ったけど、すんなりと前に出てしまった。そして誰もついてくるランナーがいない。みんな結構いっぱいで走っていたんだろうか。
 真っ直ぐ行くと正面に見えるリゾートホテルっぽい建物にぶつかり、そこから東へ遠ざかる。32km付近の香椎宮折り返しまでの約7km。今日は風がないから助かるが、気持ちを切らさずに行くのが大変だ。帰ってくるのはまだいいけど、ここに来て遠くに離れて行くのだもの。

 

 東向きに向きを変え、真っ直ぐな広い道を行く。沿道の声援は相変わらず大きくて助かる。特に大きな変化はない道だけど、少しずつ前から落ちてきたランナーを拾っていく。脚はまだ平気そうだけど、呼吸がちょっと苦しい。給水を取ると一瞬呼吸を止めることになってしまうので、それほど暑いわけでもないし、思い切って給水を取らずに行くことにした。呼吸が落ち着いてくるまでは。でも呼吸を落ち着かせてしまってはこのペースは保てない。折り返したらもう脚が止まってしまうかもしれないけど、行ける所まではこのペースで押していくぞ。

 

 そして30km手前。いよいよトップグループが折り返してきた。今回の大会には有力選手が多数参加しているので、テレビで観戦したいくらい。さぁ、誰が先頭にいるのかな?
 来た!さすが、初マラソンとはいってもハーフマラソン世界記録保持者のワンジル選手。そして同い年の佐藤選手も食い下がっている。うちの陸上部の選手はちょっと遅れてやってきた。「頑張れー。」

 

 そして僕もそろそろ折り返し。その前に30kmを通過。再びラップは元に戻った。始めよりいっぱいいっぱいにはなりつつあるけど、まだ減速してはいないようだ。
 いよいよ折り返し点。去年はこの帰り道が向かい風で大変だったと聞いたが、今年は風は穏やか。でも多少は向かい風を感じるのだろうか?風の強さによっては帰り道は厳しくなるぞ。さぁ、向きを変えて太陽に向かって走れ。

 

 帰りは多少向かい風を感じるものの、それほどきつくはない。しばらくいくと、何だか急に脚が軽く感じられるようになって来た。まだ行くぞ。また7kmほど真っ直ぐ、博多の街に向かって帰っていく。呼吸はきついが、ここが頑張りどころだ。
 35kmを通過。まだ5kmのラップで18分を切れている。ペースは落ちていない。でももうきつくなってきた。ここから徐々にペースが落ちていく。あと少しだけど、どこまで粘れるか。

 

 ようやく博多の街に戻ってきた。また沿道からの歓声が大きくなってくる。脚が動かなくなってきた。最後にきて、沿道からの応援に応えるいつものスタイルになってきた。もうちょい、もうちょい。

 

 40km通過。やっぱりペースは落ちているけど、18分20秒ちょっとと、そこまで落ち込んではいない。このまま頑張れれば自己ベストは出そうだ。そして、いよいよ平和台が見えてきた。帰ってきたぞ。

 

 ラスト1km。平和台への最後の上り坂を登る。大した坂ではないはずだけど、この最後では大きな坂に感じられてしまう。

 

 さぁ、平和台の陸上競技場へ。スタートは大濠公園だったけど、ゴールはこの競技場だ。まだ最後まで遅れてくるランナーを拾い続ける。あぁ、2時間30分は切れなかったか。

 

 トラックを1周半くらいして、いよいよゴール。何とか自己ベストを更新した!タイムは2時間31分45秒。この仕上がりからしたら上々の出来だ。ほっとした。

 


記録・5kmごとのラップタイム

地点 通過タイム ラップタイム
0km
5km 17分51秒 17分51秒
10km 35分43秒 17分52秒
15km 53分35秒 17分52秒
20km 1時間11分28秒 17分53秒
(中間点) 1時間15分30秒
25km 1時間29分36秒 18分08秒
30km 1時間47分30秒 17分54秒
35km 2時間05秒26秒 17分56秒
40km 2時間23分48秒 18分22秒
42.195km 2時間31分45秒 (自己ベスト)