第56回別府大分毎日マラソン大会

2007/2/4 天気:晴れ     大分県大分市・別府市

記録: 2時間33分26秒(自己ベスト)  54位 

 今年も伝統の別大マラソンに参加した。今年も参加資格は2時間50分以内に緩和されてはいるが、日本で4番目に基準が厳しいエリート大会。普通の市民マラソンとは一味違った雰囲気を再び楽しみにしていた。
 また、大会の雰囲気だけではなく、海沿いのシーサイドコースは景色も素晴らしい。もちろんデジカメを持って走るが、どれだけ景色を楽しむ余裕があるか。

 前日には歓迎の夕べが催され、豪華な軽食とともに他のランナー達と交流できた。何人かのウルトラマラソン仲間とも再会。同テーブルにいた同じくらいのタイムで走る58歳には刺激を受けた。モチベーションが高まり、いよいよ明日は別大マラソン。

 スタートは12時と普通の市民マラソンよりは遅いので、朝はゆったり。朝食後に散歩してみたが、そんなに寒くない。まだ曇ってはいるけど、予報では晴れるらしい。昨日の強い風はおさまっているし、これは気持ちよく走れそうだ。
 別府駅から送迎バスで大分にある競技場へ。まだスタートまで時間があるのでテンションは上がってこない。すぐそばの大分川の河川敷でのんびりしたりしてスタートを待つ。スタート1時間前くらいからトラックで体操やアップを開始。注目の有名選手も同じように普通にアップしている。特別速く走ってもいないし、歩いたりもしているから溶け込んでいる。今回注目されている2人は僕の好きな選手たちだ。それでもさすがに声はかけられなかったけど。ケニア人軍団がまとまって走っている。みんなすらっとして脚が長い。体型も走りも日本人とは違う。

   

 さぁ、いよいよスタート。混雑に巻き込まれて転ばないように気をつけないと。いつものことだが、スタートでは周りについていけない。みんなすごい勢いで走り出していく。僕はいつものようにマイペースでのスタート。でも今日はいつもより早めに突っ込んで行く作戦。どこまで持ってくれるか。いつもよりも追い込んでタイムを狙っていく。
 トラックを1周半走って競技場から外へ。いよいよ始まった。

 

 始めは5km地点まで別府とは反対方面に直線道路を走っていく。ここである程度スピードに乗っておかないと乗り遅れてしまう。ちょっと頑張りめでペースを作る。周りのペースも落ち着いてきて、誰が同じくらいで走る人か分かってきた。5km地点の手前で折り返して別府を目指す。

 

 橋をちょっと上って折り返して下ってすぐに5km地点。入りの5kmは17分53秒。5km18分ペース狙いだったので、ちょうどいいくらい。問題はこれがどこまで持つかどうかだ。いつものマラソンよりはちょっと頑張って走り出した。
 やはり沿道からの応援は多くてとてもうれしい。でも今日はちょっと集中して頑張っているせいもあって、応援に応えている余裕はない。応援が多くて応えてもきりがないということもあるが。風はほとんど気にならないくらいでとても走りやすいコンディションだ。こういう日こそ狙って行かないと仕方ないと改めて思った。
 大分川に戻ってきて、舞鶴橋で10kmを迎える。この5kmは17分47秒。いいペースだ。しばらくちょうどいい集団についていたけど、前に飛び出てしまった。まだ先は長い。こんなに早くから飛び出していいのか?もう少し様子を見たほうがいいんじゃないか?とは思うけど、あとのことは考えずに行けるうちに行くぞ。

 

 今大会のスポンサーはアサヒ飲料。給水は500mlのペットボトル。意外と取りやすくて飲みやすかったけど、そんなに一気に飲めるわけはないからもったいない気がした。きっと製品ラベルがちゃんと見えるようにペットボトルなんだろう。一種のコマーシャルだから。
 大分市街を駆け抜けていって、14km地点からはいよいよ風光明媚なシーサイドコースへ。景色は最高だけど、風よけがないので風はどうか?

 

 ここまでちょっと頑張ってきたせいか、疲れてきた。ちょっと気を抜いたら後ろから集団に再び追いつかれ、追い抜かされていく。確か去年も同じような展開だったような気がする。まだずるずる遅れていくには早すぎるので、もう一度集中。遅れないようについていく。
 今日は集団が形成されず、みんなばらけて走っている。確かに道幅は広いけど、向かい風があると集団になるものだ。だけど今は向かい風は感じない。追い風も感じないけど、そういう時はわずかに追い風なんだろう。
 15kmを通過。この5kmは18分03秒と少し遅れてはいるけど、全く悪いペースではない。上出来。

 

 別府までの海沿いにはサルがいるという高崎山やうみたまごという水族館を通る。それ以外には美しい海しかない。目の前の別府の市街が少しずつ近づいてくる。20km地点を過ぎるとようやく別府に入る。
 20km前くらいまで、何とか集団から遅れないように頑張ってついていっていたけど、何だかだんだんリズムがよくなってきて楽になってきた。1kmごとにラップをチェックしてみると、速い。これはおかしいぞ。何でこんなに調子がいいんだ?追い風なのか?絶対あとで落とし穴があるぞ。そうは分かっていてもまた前に出てしまう。行けるところまで行ってやれ。

   

 20km通過。この5kmはまた18分03秒。ここまではいい調子。ハーフの通過は1時間15分39秒。これまでで一番いいぞ。どこまで持つかは分からないけど、まだもう少しは余力がありそうだし。
 いよいよ別府市街へ入ってきた。再び沿道に人が増える。所々で横風を感じるようになってきた。帰り道が向かい風にならなければいいけど。別府タワーがある別府の中心地はすごい人だ。気持ちがいいぞ。

 

 別府タワーからもうしばらく先、25.5km付近が折り返しだ。その前に先頭集団とすれ違う。細かくチェックはできなかったけど、まだ大勢いる気がした。テレビカメラ車に向かって振り返ってカメラを構えてみたけど・・・。さぁ、僕も折り返し点を目指そう。

 

 折り返し点の前に25km通過。この5kmは17分58秒とほぼイーブン。しばらく調子がよかったけど、そろそろ少しきつくなり始めてきたぞ。しかも、どうも帰り道はやはり向かい風のようだ。まだあと15km以上あるけど、どこまで粘れるのか。下手したら久しぶりに大きくペースダウンしてしまうかもしれない。さぁ、折り返しだ。また大分に帰らなくては。

 

 やっぱり向かい風を感じる。きつくなってきた。写真を撮る機会ががくんと減った。余裕がなくなってきた。最後まで持たないかもしれないけど、このペースを維持するように必死で走る。どこまでいけるか。
 30km手前で後ろから集団に追いつかれた。今度はついていける気がしない。自分のペースで、だ。
 何とか30km地点まではやってきた。この5kmは18分16秒。思ったほどは落ちていない。そして、なぜかまた少しは余力が出てきた。一度抜かれた人たちにも追いつけた。あっちが落ちているのか、こっちの調子がよくなったのかは分からないが。再びシーサイドコースへ。ここからが勝負だ。

 

 いつもは走り終わってもまだ余力があるくらいなので、今日はつぶれるまで走ってみよう。余力はほとんどないけど、力を振り絞ってスピードを保つ。再び集団から前に出た。前から落ちてくる選手も少しずつ拾っていく。行きはそれほど長く感じなかったこのシーサイドコースがとても長く感じる。カーブでのバンクが上り坂にも感じる。うみたまごを越え、少しずつ大分の街が見えてきた。

   

 ようやく大分市街に帰ってきた。でもまだ35km地点。この5kmは18分44秒。結構落ちてきたけど、まだ18分台は保てている。ようやく感じる風は穏やかになってきたし、沿道からの応援も増えてきたし、もう一度切り替えて気合を入れなおせるかだ。
 大分に帰ってきたのに、ここからがまた長く感じる。少しでも気を抜いたらジョギングになってしまいそうだけど、前だけを見て進む、進む。ラスト5km。あと5kmを20分以内で走れば自己ベストは出そうだ。

 

 きついので頭の中は真っ白に。40km地点は府内城跡の前。この5kmは18分30秒と少しペースアップ。ラストスパートだ。41kmの舞鶴橋の上りは強い向かい風と合わせてとてもきつい。あと1kmなのにきつくて気持ちが切れそうになる。あと1km。なんて長い1kmだ。

 

 舞鶴橋を渡り終え、左折してしばらくいくと、ようやく競技場に帰ってきた。あと1周。長い1周。どうやら何とか自己ベストは出そうだ。もうひと踏ん張りだが力が入らない。

 

 そしていよいよゴール。タイムは2時間33分台。自己ベストを約2分更新した。そして何とか最後までそこまで落ち込まずに走りきれた。やった。久しぶりに結構追い込んで走ってみたつもりだけど、やっぱりゴール後には倒れこんでしまうほどにはならなかった。

 

 確かに走り終わってからも余裕があったものの、いつもよりはダメージが大きく疲れていた。せっかく別府だし、温泉に入ってのんびりして疲れを取ろう。
 



記録・5kmごとのラップタイム

地点 通過タイム ラップタイム
0km
5km 17分53秒 17分53秒
10km 35分40秒 17分47秒
15km 53分43秒 18分03秒
20km 1時間11分46秒 18分03秒
25km 1時間29分44秒 17分58秒
30km 1時間48分00秒 18分16秒
35km 2時間06分44秒 18分44秒
40km 2時間25分14秒 18分30秒
42.195km 2時間33分26秒