横浜~名古屋

総走行距離:約350km 所要日数:2日間 (1999年7月 20歳)

1日目  横浜~浜松 約270km

2日目  浜松~名古屋 約80km


1日目:
 朝7時に横浜(実家)を出発。自転車は無変速のシティサイクル。いい天気の中、湘南の海沿い国道134号を行き、小田原をかすめて国道246号で御殿場を目指す。山道に入ったところで、道は狭くてトラックがびゅんびゅん飛ばすので非常に怖い。御殿場まであと5kmほどになると景色が良くなってきたがもうすでに脚力は残っておらず、自転車を押して登ることに。御殿場を越えたら三島まで約20kmの下り。非常に気分がいい。三島のマックで休憩するがもうすでに足はパンパン。しかしさらに西を目指す。道は良くわからないが西へ進んでいることは確か。そのうちに富士。富士川を越えようとするが橋が見当たらない。しばらく迷ったあと、やっと橋を見つけてさらに西進。国道1号を行き由比、自分の好きな土地。山が太平洋に非常に迫っており、後ろには弓のようなきれいな海岸線ときれいな富士山。富士山を見る有名なスポットで、昔は後ろ富士と呼ばれていたらしい。そして清水に着くが、ここで足がつってしまった。時間は15時、走行距離は180km。とりあえず10km先の静岡に行くが、もう限界。やめようかと思ったが、しばらくマックで休憩してたら再びやる気がふつふつとわき上がって来た。さらに西へ進むが、10kmないくらいの宇津の谷の道の駅でまたダウン。もう日が暮れるがここまできたら意地。80km先の祖父母の家がある浜松を目指す。しかし30km先の金谷に大きな関門が。山越えだが、国道1号が突然自動車専用道路になってしまった。非常に困った。迂回路を探すが良くわからない。もう夜の9時。仕方がないからとりあえず方向だけを便りに山道を登る。当然自転車は押して登る。周りは真っ暗な山の中、道はわからない、人気はない、墓がある、非常に心細かった。しかし運良くいつの間にか再び国道1号に復帰。あとはひたすら西進。もう足の疲れは忘れて夜12時過ぎにようやく浜松に到着。1日目の走行時間18時間、走行距離270km。

2日目:
 朝7時に起床し再び西を目指す。浜名湖を越え、景色の良い潮見峠を越えて太平洋に別れを告げ愛知県に突入。豊橋、岡崎を越え名古屋市へ。途中で気づいたのだが、自転車にがたがきており、下り坂でも勝手に減速していく始末。この日80kmを走り何とか親戚のうちへ。やはり2日目になると疲労がたまっておりここで満足。その後名古屋周辺を自転車で観光し、親戚のうちへ自転車を置いて電車で岐路へ。自転車旅行の第1幕が終わる。